29日夜、インドネシア・ジャワ島沖でフェリーが沈没。119人が救助されたものの、66人が死亡し、400人以上が依然行方不明。荒天で捜索は難航している。写真は病院に収容された乗客たち(31日)(AFP=時事) 【ジャカルタ=佐藤浅伸】インドネシア・ジャワ島沖で29日、約600人乗りのフェリーが沈没した事故で、31日までに177人が救助された。だが、同国海軍による捜索活動は高波のため難航しており、400人以上が行方不明のままとなっている。
在ジャカルタ日本総領事館によると、乗船名簿に日本人とはっきり分かる名前はないという。
インドネシアでは、多くの日本製中古船が連絡船として使われており、沈没船も1990年建造の日本製だった。運航会社によると、2000年から使われ、昨年7月に修理と改装を終えたばかりだったという。
AP通信などが伝えた生存者の証言によると、フェリーは中部カリマンタン州クマイを出航後、約10時間にわたって激しい雨と高波にさらされた後、突然、制御を失って壊れ始めた。乗客が救命用のゴムボートに殺到し一部が破損、救命具なしで海に投げ出された人もいた。フェリーは約2時間後に沈んだという。
(2006年12月31日20時33分 読売新聞)