昭和基地近くに接岸した観測船「しらせ」のパイプライン敷設を行う乗組員=代表撮影 【昭和基地24日=南極観測同行記者】第48次南極観測隊=宮岡宏(みやおか・ひろし)隊長=を乗せた観測船「しらせ」が23日夕(日本時間23日夜)、昭和基地近くに接岸した。
しらせの接岸地点は、基地から約700メートルの陸続きの定着氷。昭和基地で丸1年を過ごした越冬隊員が、接岸地点を望む丘の上で手を振って出迎えた。
接岸後、パイプライン敷設が行われ、しらせに積んだ燃料の昭和基地への輸送が始まった。その後、雪上車などを使って燃料貯蔵タンクやコンテナ輸送用そりの大型資材を氷上輸送。食料や建設資材、観測機器などの輸送も本格化した。
しらせは11月14日に東京を出発、南緯40〜60度の暴風圏をくぐり抜けた。氷海に入ってからは、へさきを氷に乗り上げて船の重さで氷を割る「チャージング」を繰り返した。
48次観測隊員は、しらせの接岸に先立って19日以降、大半が既にヘリコプターで昭和基地に入り、観測や基地施設の整備が始まっている。
(2006年12月24日19時29分 読売新聞)