カキの風評被害に対して、自ら広島産カキを試食する秋葉忠利市長=27日、広島市中区で ノロウイルスの流行でカキの売り上げが減っているとして、全国漁業協同組合連合会(全漁連)が厚生労働省に風評被害を訴えた問題で、厚労省は26日、ホームページ(HP)の「ノロウイルスQ&A」を改訂した。カキの写真を削除したほか、「十分に加熱したカキを食べても問題ありません」との表現を加えた。
全漁連の幹部らは22日、厚労省などを訪ね「消費者に正しい判断を促す情報提供を」と要望。原因食品としての「生カキ等の二枚貝」との表現や、加熱処理が殺菌に有効と説明する部分に掲載されていたカキの写真の削除を強く求めていた。
厚労省は、「85度以上で1分以上加熱すれば感染性がなくなると伝えるのに、カキの写真を例示する必要はない」と判断し、削除した。原因食品のくだりは「生や加熱が不十分なカキ等の二枚貝」と改めた。
HPでは、各地の漁連が衛生管理のために取り組んでいる自主検査の情報も見ることができる。
厚労省によると、カキが原因とされたノロウイルスによる食中毒は、昨年は42件(505人)だったが、今年はこれまでに1件。厚労省は改訂について「必要な情報を加えるなど、被害の発生状況に即した内容に近づけた」と説明している。
2006年12月27日17時58分 asahi.com