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米FDA、牛・豚・ヤギの肉やミルクなどクローン食品の安全を宣言 12月28日、米食品医薬品局(FDA)、牛・豚・ヤギの肉やミルクなどクローン食品の安全を宣言。写真は遺伝子組み替えのクローン牛。2004年2月撮影。Bio Sidus EM提供(2006年 ロイター)

 米食品医薬品局(FDA)は28日、親と全く同じ遺伝情報を持つ「クローン」牛などの肉や乳製品を食べても安全だとの報告書案を公表した。4月上旬まで幅広く意見を聴取したうえで、食品としての販売を認めるかどうかの結論を出す。来年中の認可の可能性もある。実現すれば、クローン食肉や乳製品の販売認可は世界初めてとなる。

 安全宣言の対象は「体細胞クローン技術」を使って生産された大人の牛や豚、ヤギの肉と乳製品。動物の身体から採取した体細胞をもとに同じ遺伝子の複製動物を作る技術で、遺伝子の内容は組み換えない。1996年にはスコットランドで世界初のクローン羊「ドリー」が生まれた。

 FDAはクローン技術で作った場合と通常の方法で産み育てた家畜の肉や乳製品を比較。両者に差はないと判断した。FDAは食肉や製品に「クローン」との表示を義務づけない方針。また、認可されれば、通常の食肉と同様に輸出される可能性がある。(シカゴ=毛利靖子)

NIKKEI NET 2006/12/30 (00:09)


ミクロ世界の電源となる新素材開発 1万倍の光伝導効果 光をあてると電気が流れる微小チューブ

 将来、SF映画「ミクロの決死圏」のような超小型の機械を動かす電源になるかも――光で照らすと電気を流す、太陽電池のような微小チューブを、日本の研究チームが開発した。米科学誌サイエンスに論文が掲載された。

 利用したのは太陽電池などに応用される「光伝導効果」という仕組み。光があたると、電子を出す物質が、電子を受け取る物質との間で、電子をやりとりして電気が流れる現象だ。

 新しくさらに効率のよい太陽電池を開発するには、電子をやりとりするこの両物質が互いに混ざり合わず、しかも広い面積で接触することが望まれる。だが、そのような構造を実際につくるのは難しかった。


蛍光緑に光るブタ、中国で順調に成長 12月26日、中国・黒竜江省のハルビンで遺伝子操作によって誕生した蛍光緑に発色するブタが公開された(2006年 ロイター/China Daily)

 [ハルビン 26日 ロイター] 中国・黒竜江省のハルビンで26日、遺伝子操作によって誕生した蛍光緑に発色するブタが公開された。

 蛍光緑のたんぱく質が組み込まれた2匹のブタに紫外線を照射したところ、つま先などが蛍光色に光る様子が確認された。

 中国の英字紙チャイナ・デーリーによると、同国初の遺伝子操作ブタ3匹は、ここまで順調に成長している。

12月29日14時14分配信 ロイター


リングサイクロトロン

 理化学研究所は28日、世界唯一の新型加速器施設「RI(放射性同位元素)ビームファクトリー」(埼玉県和光市)で、計画していたビームを発生させることに成功したと発表した。世界最多、約4000種類の原子核を作れる見通しが立った。元素誕生の謎の解明を目指すとともに、がん治療など幅広い分野への応用も期待できそうだ。


東大教授懲戒解雇 論文不正疑惑で 「ねつ造」断定避ける 多比良教授らの処分を発表する東京大の濱田純一副学長(左)ら=27日、西川拓写す

 東京大大学院工学系研究科の多比良和誠(たいらかずなり)教授(54)らによる論文不正疑惑について、東大は27日、多比良教授と共同研究者の川崎広明助手(38)の2人を同日付で懲戒解雇したと発表した。処分理由を「科学の信頼を損ねる行為によって、大学の名誉と信用を傷つけた」としている。研究不正にからむ懲戒解雇処分は、東大では初めて。

 会見した懲戒委員会委員長の濱田純一副学長は「自白や物証がなく、ねつ造と断定できなかったが、論文に信ぴょう性が認められなかった。科学の根本にかかわる深刻な案件であり、再発防止に努めたい」と話した。

 疑惑は、日本RNA学会が昨年4月、多比良氏と川崎氏が共同執筆したRNA(リボ核酸)の新機能に関する論文12本について、「(実験が)再現できず、信頼性が疑われる」と東大に調査を依頼して発覚した。


 松本和子・元早稲田大学教授の論文問題を調べていた日本分析化学会(会長=小泉英明・日立製作所フェロー)は「実験データは、信頼性が十分でなく、再検討を要する」とする最終報告をまとめ、27日発表した。

 7月の中間報告と同様、意図的に実験データをねじ曲げた「ねつ造」にはあたらないとした。

 同学会の調査委員会は、2001年に米化学会誌に掲載された松本元教授の論文について実験記録の提出を求め精査。また松本元教授と、論文の主著者で当時、松本元教授の研究室にいた袁景利・大連理工科大教授からも事情を聞いた。

 その結果、調査委は論文が「開発した化合物が、吸収光を100%蛍光として発光する」とした点で、実験条件の設定やデータの処理に厳密さが欠けていると結論付けた。袁教授もこの指摘を認め、再実験を行ったうえで米化学会誌に訂正を申し出る意向を示した。

 発表によると袁教授は「100%という数値は、ばら付きが大きかった3回の実験を平均したもの。実験誤差についての検証も不十分だった」と認めた。松本元教授も、データの再検討が必要だと認めた。

(2006年12月27日22時49分 読売新聞)


昭和初期の国産蓄音機、モデルの米国製名機と聴き比べ 昭和初期の国産蓄音機の音色は?=東大総合研究博物館小石川分館で

 昭和初期の国産の蓄音機と、モデルになった米国製の名機の音色を聴き比べるイベントが26日、東京大学総合研究博物館小石川分館(東京都文京区)で開かれた。

 国産機は、昭和初期に独学で音響学を学んだ故平林勇氏が設計、制作したもので、電気録音盤の再生機では最も古いタイプの一つ。遺族が東大に寄贈し、修理されたのを記念して、東大の博物館工学ゼミナール(西野嘉章教授)の学生たちがイベントを企画した。

 米国製「クレデンザ」は、音の増幅部が長大で、高音質で知られた名機。伸びのある中音域が特徴。国産機は、音量が小さく、音域も狭かったが、鮮明な高音が印象に残る。

 イベントでは、寄贈者の平林武尚さん(69)や、修理した加藤豊昌さん(75)らが聴き比べた。

(2006年12月27日12時58分 読売新聞)


文科省 「ナイスステップな研究者」を選定 川島隆太・東北大加齢医学研究所教授=手塚耕一郎写す

 文部科学省は26日、科学技術分野で顕著な貢献をした10の個人や団体(計15人)を「ナイスステップな研究者」として選定した。「脳トレ」などで脳研究への国民の関心を高めた川島隆太・東北大教授(47)、小惑星「イトカワ」からの岩石採取に挑戦した無人探査機「はやぶさ」チーム=代表、川口淳一郎・宇宙航空研究開発機構教授(51)=らが、国民に夢を与えたと評価された。

 昨年に続いて2回目で、同省科学技術政策研究所が11月から専門家2000人の意見を聞いて選んだ。今年だけで11個の超新星を発見した山形市のアマチュア天文家、板垣公一さん(59)や、さまざまな臓器や組織に分化する能力を持つ「万能細胞」をマウスの体細胞からつくることに成功した山中伸弥・京都大教授(44)と多田高・同大助教授(45)も選ばれた。

 その他の研究者は次の通り。(敬称略)【下桐実雅子】


子宮が2つある女性が双子を含む3人を出産=世界初か−英国【ロンドン21日】英国で9月に、子宮を2つ持った女性から、双子を含む3人の子供が生まれていたことが明らかになった。世界でも初のケースではないかとみられている。

 3人を出産したのは、英デボン州に住むハンナ・カージーさん(23)。カージーさんは9月、出産予定日の7週間前に、帝王切開でルビーちゃんとティリーちゃんの双子、そして、別の子宮からグレーシーちゃんの3人を産み落とした。

 カージーさんは子宮を2つ持って生まれた女性だが、医師は2つの子宮で同時に妊娠することは極めてまれだと告げていた。3人の子供は未熟児だったため、病院に9週間とどまらなければならなかったが、今では、3人とも自宅ですくすくと育っている。

 カージーさんは、「健康で、それぞれ個性の違う子供を3人も同時に授かって、とてもうれしい」と話した。

 医師によると、2つの子宮で同時に妊娠した女性の例は、これまで世界で70件しか知られておらず、3人の子供が生まれたのは世界初ではないかという。子宮が2つある女性がそれぞれの子宮から1人ずつ産んだ例はあるが、双子を含めた3人というのは、おそらく例がないという。

12月22日11時38分配信 時事通信


 岩手大農学部の星野次汪(つぐひろ)教授(作物育成)は21日、完全にもち化したヒエの開発に成功した、と発表した。粘りが強く単独でもちにすることが可能。つぶつぶ感もほとんどないという。年明けにも農水省に品種登録する。

 ヒエの中で粘りの強い品種のノゲヒエにガンマ線を照射したところ、突然変異で誕生したという。外見はノゲヒエと変わらないが、でんぷん成分がもち性を示すアミロペクチンだけで構成されている。昨年秋に開発し、栽培を通じて遺伝的な継承も確認された。

 キビやアワなどはもち化されているが、ヒエは遺伝子が多いため難しかった。「もち」をうたったヒエは数種類あったが、いずれもうるち性を示すでんぷん成分のアミロースが含まれており、完全なもちではなかった。

 雑穀生産が盛んな岩手県は、ヒエ生産はシェア8割で国内トップ。星野教授は「米とのブレンドや和菓子などへ需要が期待される。穂の長さが2メートル近くあって倒れやすいので、栽培しやすいように改良を進めたい」と話している。

 1995年に小麦のもち化に成功した東北農研の中村俊樹サブチーム長は「学会では『ヒエにもちはない』という通説が定着していた。完全にもち化したヒエの開発は世界初ではないか」と評価している。

12月22日7時2分配信 河北新報



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