英Sophosは24日、インターネット上を流れるメールの17通に1通が、ワーム型ウイルス「W32/Sober-Z」に感染したPCから送信されるメールだと報告した。現在同社に報告されるウイルスの81%以上を占めるという。
Sober-Zは、ウイルスメールに添付されてくるZIPファイルを実行することで感染する。FBIやCIAからのメールを装うなど、受信者がひっかかりやすい文面であるため感染が拡大していると指摘されている。
東京都町田市の都立高校1年、古山優亜さん(15)が、同校1年の男子生徒(16)に自宅で殺害された事件は、2人の間で今年5月に起きた“トラブル”が遠因となっていた可能性が高いことが25日、警視庁町田署特捜本部に対する男子生徒の供述で明らかになった。
男子生徒が犯行直前、「何で無視するんだ」などと女子生徒を一方的に責め立てたことも認めているという。特捜本部では、家族や同級生らから当時の状況について事情を聞き、男子生徒の供述の裏付けを進めるとともに、5月のトラブルから殺人に至るまでの経緯をさらに詳しく調べる。
男子生徒の最近の供述によると、男子生徒は高校入学後の5月中旬ごろ、高校の廊下で出会った女子生徒に、「何で無視するんだ」と抗議したという。しかし、女子生徒に嫌な顔をされ、「煩わしい」という趣旨の言葉を返されたという。
別の日にも、廊下に立っていた男子生徒の前を女子生徒が通り過ぎる際、女子生徒が一緒にいた同級生に、男子生徒のことを非難しているのが聞こえたという。
【モスクワ支局】タス通信によると、ロシアの農業監督当局者は24日、中露の国境を流れるアムール川に、中国の化学工場が過去数年にわたり有毒な化学物質を投棄していたと批判した。中国側は投棄の事実を通告せず、ロシア側は水質検査により汚染を把握していたという。
有毒物質はフェノールやベンゼンで、アムール川に生息する魚類に影響が出ており、ロシアの自然保護関係者はアムール川での漁獲を当面禁止するよう提案しているという。
アムール川には、中国吉林省の石油化学工場爆発事故で汚染が問題化している松花江が合流しており、今回の事故による水質汚染の影響がロシア側に及ぶ可能性が懸念されている。
(2005年11月25日12時21分 読売新聞)
フジテレビは25日までに、同局と似た社名で、韓流スターが出演するとの不審なイベントに勧誘するダイレクトメールが出回っているとして、番組やホームページで視聴者らに注意を呼びかけた。
同局によると、ダイレクトメールははがきで、「フジテレビジョンサービス」が来年、韓国のペ・ヨンジュンさんやウォンビンさんらが出演する「韓国オールスター!2006ラストファンミーティング全国ツアー」(入場料5万−15万円)を主催すると告知。
だが、ペさんの所属事務所はイベント参加を否定、ウォンビンさんも近く兵役につく予定で出演は不可能だ。
フジテレビには問い合わせが複数寄せられているといい、同局は「イベントと当社はいっさい関係ない」としている。
(共同通信) - 11月25日12時9分更新
警視庁荻窪署は25日までに、静岡市葵区西千代田町、エッセイスト山崎えり子(本名・内山江里子)容疑者(41)と同居人で静岡県立高校教諭外崎隆容疑者(43)、東京都杉並区本天沼3、飲食店アルバイト古野省子容疑者(48)の3人を公正証書原本不実記載容疑などで逮捕した。
山崎容疑者は、1998年に出版した「節約生活のススメ」が約80万部のベストセラーとなったのをはじめ、倹約法や貯蓄をテーマにした著書で人気を集め、テレビ番組などへの出演も多い。
調べによると、山崎容疑者は2001年11月、外崎容疑者との婚姻届を静岡市役所に提出する際、古野容疑者の戸籍謄本を使い、身分を偽った疑い。古野容疑者は借金を肩代わりしてもらった見返りに、戸籍を譲り渡していたという。
山崎容疑者は、過去に別の男性と結婚歴があったが、正式に離婚手続きをしていなかったといい、「戸籍が手元になく、印税の確定申告のために戸籍が必要だった」などと容疑を認めているという。
(2005年11月25日11時41分 読売新聞)
市尾墓山古墳から出土した鳥の形の木製埴輪=24日午後、奈良県高取町で 奈良県高取町の市尾墓山古墳(国史跡、6世紀前半)から、鳥の形をした木製品が出土したと、同町教委が24日発表した。胴体と翼の二つの木片を組み合わせ、葬送儀礼用として作られた「木の埴輪(はにわ)」の胴体部分とみられる。町教委は「鳥の優美な形がそのまま残っている。ワシやタカなどの猛禽(もうきん)類ではないか」としている。 胴体部分がほぼ完全な形で見つかった例は、石見遺跡、四条遺跡(いずれも奈良県)に次いで3カ所目。出土した木製品はコウヤマキの木でできており、頭、胴体、尾羽が表現されている。長さは110センチあり、胴の幅27センチ、尾羽の幅40センチで、尾羽の部分が大きい。翼の部分は見つからなかったが、木製品の下面には翼をはめ込む約30センチ幅のくぼみがある。 この木製品が見つかった周辺からは、棒も3本出土した。棒を支柱にして、古墳の周囲に突き立てたとみられる。 現地見学会は27日午前10時〜午後3時。近鉄吉野線市尾駅から徒歩10分。鳥形木製品は町歴史研修センターで。小雨決行。 asahi.com 2005年11月24日22時46分
年末ジャンボ宝くじをもとめ、行列をつくる人たち。買ったばかりの宝くじにキスをする女性の姿も=25日午前8時37分、東京・銀座で 1等・前後賞合わせて3億円があたる「年末ジャンボ宝くじ」の発売が25日、全国で始まった。東京・銀座の売り場では発売前から、夢を買い求める約1200人が列を作った。 1等賞金2億円が74本、前後賞5000万円が148本、2等賞金1億円は222本。1945年の販売開始から60周年を迎えたことを記念した「60周年記念賞」60万円が7400本も。 目黒区から始発に乗ってやってきたという自営業の男性(70)は「10年以上、毎年買っている。いつか当たるんじゃないかと夢を追いかけています」。 販売は12月20日まで。1枚300円。抽選は同月31日。 asahi.com 2005年11月25日11時12分
オウム真理教に対する団体規制法の観察処分が来年1月末で期限切れとなるため、公安調査庁は25日、処分を3年間更新するよう求める更新請求書を公安審査委員会(田中康久委員長)に提出した。
同庁はこれまでの調査から、麻原彰晃こと松本智津夫被告(50)(1審死刑、控訴中)の教団に対する影響力が依然として大きく、「観察処分がなければ、無差別大量殺人行為に結び付く危険性が増大する恐れが大きい」と判断した。
公安審は2000年1月に3年間の観察処分を決定し、03年にさらに3年間更新。今回の請求を受け、教団から意見を聞いたうえで、来年1月に更新をするかどうかを決める。
兵庫県豊岡市の但馬空港で今年4月、曲技飛行の練習中だった1人乗り小型機(ピッツ式S―2C型機)が墜落、操縦士の岩崎貴弘さん(当時53歳)が死亡した事故を巡り、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は25日、事故原因について「低高度で曲技飛行訓練中に、回復操作のタイミングが遅れた」とする報告書をまとめ、北側国交相に提出した。
事故調は、曲技飛行の第一人者だった岩崎さんが、「ひどい花粉症で市販薬を服用していた」と指摘。飛行直前に服用したかを確認できなかったが、「眠気を催す成分を含んだ市販薬服用の影響か、目のかゆみなど花粉症の症状で、判断に一瞬の遅れが生じた可能性が考えられる」とした。
事故は、低高度で水平飛行中に機体を回転させる「ホーリー・ホック・マイヤー」と呼ばれる極めて高度な曲技飛行の練習中に発生。岩崎さんは1996年からプロの曲技飛行チームを率いてきた国内アクロバット飛行の草分け的存在で、「ロック岩崎」の名前で全国の航空ショーなどに参加していた。
(2005年11月25日10時36分 読売新聞)
米国の街並みを再現したメーンストリートで行われるパレード 【香港・成沢健一】香港ディズニーランドは24日、リハーサル公開期間を含む入園者数が23日までに100万人を突破したと発表した。ディズニー側が9月12日の開園日以外に入園者数を公表するのは初めてで、「低調だ」と報じる香港メディアに反論した形だ。 リハーサル公開は8月16日から開園直前まで行われた。入園者100万人は今月23日までの100日間で達成したとしているが、リハーサルがなかった日もあることから、1日平均の入園者数は1万人強とみられる。入園者の内訳は、香港住民が49%、中国本土からが26%、それ以外の地域からが25%だった。 ディズニー側は年間560万人を開園当初の目標とし、内訳では香港、中国本土、それ以外の地域から3分の1ずつと見込んでいた。1日平均で約1万5300人が必要だが、ディズニー側は「11月は閑散期であり、そうしたことを考慮せずに報じるのは不公平だ」と指摘した。 香港メディアは独自に入園者数を調べ、年間目標達成に否定的な見方を伝えてきた。英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」は記者4人が13日に入り口で入園者数を数え、「日曜でも1万3000人に満たない」と報じていた。 (毎日新聞) - 11月25日10時10分更新
万博のオーストラリア館に展示されていた巨大なカモノハシの置物。四日市市が購入することになった=愛知県長久手町で今年7月、中村宰和写す ◇三重県四日市市は、愛・地球博(愛知万博)のオーストラリア館で人気だった巨大なカモノハシの置物(長さ12メートル)を購入する。 ◇同市内には、大阪万博(70年)のオーストラリア記念館が移築されており、この縁でカモノハシも購入することに。既にカモノハシをあしらうキャラクター「カモネ」のスタンプ台なども譲り受けた。 ◇置物はインターネットのオークションで売りに出されていたが、買い手がつかなかった。購入額は300万円。高いか安いか、賛否は分かれるカモネ。【飯田和樹】 (毎日新聞) - 11月25日10時10分更新
二足歩行型ロボ「ロボぴちょんくん」=大阪市北区で 空気の汚れを感知してパンチを繰り出す二足歩行型ロボット「ロボぴちょんくん」を、ダイキン工業とロボット開発ベンチャー企業のヴイストン(大阪市)が共同開発し、24日公開した。要望があれば、全国の小学校や幼稚園などに派遣するという。 「ロボぴちょんくん」は全長約70センチ、重量約4キロ。2頭身で全体のバランスが悪いため、頭部に樹脂材を使い、内部を空洞にして軽量化した。リモコン操作でゆっくり歩き、空気清浄機の技術を利用し、においの原因となる粒子を電気抵抗の変化によって感知する。 空気清浄機の宣伝とともに、ロボット技術に親しんでもらうのが狙いだ。問い合わせはキャンペーン事務局(06・6228・6955)へ。 asahi.com 2005年11月25日07時56分
複数の中からメリットのあるものを選ぶ際に脳の特定の神経細胞群が情報処理を担当していることを京都府立医大の木村実教授(神経生理学)と上田康雅助手らがサルの実験で突き止め、米科学誌サイエンスに25日発表した。
経験による学習の仕組み解明や、薬物やギャンブルへの依存症の診断、治療法開発に役立つ可能性があるという。
木村教授らは、自発的運動の制御や情報処理にかかわる大脳基底核の線条体という部分に注目。スティックを左右の一方に倒すと報酬のジュースが得られるサルの実験で、線条体の神経細胞の電気信号を測定した。
(共同通信) - 11月25日6時29分更新
【ワシントン24日共同】南極で採取した氷柱を使って昔の大気中の2酸化炭素(CO2)濃度をスイス・ベルン大などのチームが分析、現在のCO2濃度は約65万年前までさかのぼっても過去最高であることが分かった。25日付の米科学誌サイエンスに発表した。
南極の氷柱を使った過去の大気の成分分析はこれまで約44万年前まで進んでおり、CO2濃度はその範囲で現在の濃度が最高だった。今回はさらに21万年さかのぼったことになる。
チームは南極東部の「ドームC」と呼ばれる地点で深さ約3200メートルまで掘削し採取した氷柱を分析。約39万年前―約65万年前に当たる部分で、当時の大気を閉じ込めた気泡を調べた。
その結果、この年代のCO2濃度は180―290PPmと判明。産業革命以降に急上昇し、現在は380PPmに達したCO2濃度は、65万年前までさかのぼっても過去最高であることが分かった。
今回の結果は、気候変動予測の精度アップにも役立つという。
(共同通信) - 11月25日6時26分更新
広島市安芸区の市立矢野西小1年、木下あいりちゃん(7)が殺害された事件で、あいりちゃんが登下校時にランドセルにつけていた防犯ブザーがなくなっていたことが24日、広島県警海田署の捜査本部の調べでわかった。県警は犯人が防犯ブザーに気がつき奪い取ったとみている。
また、通学路からはずれた脇道に入ってすぐの民家には、あいりちゃんとみられる女児がかわいがっていた犬がおり、事件当日は、犬に会うために遠回りしていた可能性があるとみて県警は聞き込み捜査に全力をあげている。
調べでは、防犯ブザーはスイッチを押して鳴らすタイプで、ランドセルの肩ベルト部分に下げていたという。同小では、防犯ブザーを持つことを義務づけていないが、9月に転校してきた時にはランドセルにつけていたといい、親しい友人らに「何かあったら押すんだ」と話していたという。
ランドセルは、遺棄現場から北東約300メートルの植え込みで見つかったが、防犯ブザーはついておらず、遺体が入っていた段ボール箱の中にもなかった。
(2005年11月25日3時4分 読売新聞)
マンションなどの耐震強度偽装問題で、構造計算書を偽造した姉歯秀次・1級建築士(48)は24日、国土交通省による聴聞に対し、取引先の施工会社など3社の実名を挙げて「『鉄筋量を減らせ』などと指示された」と主張した。
3社はいずれも読売新聞の取材に事実関係を否定している。一方、姉歯建築士は、同問題の発覚当初に偽造を認めた21棟以外の物件については「(構造計算書を偽造したかどうか)記憶にない」と答えた。
聴聞は、建築士の資格取り消し処分に向け、本人の弁明を聞くために非公開で開かれた。同省は来月7日に開かれる中央建築士審査会の同意を得て、姉歯建築士の資格を取り消す方針。
鉄筋減らしに関し、姉歯建築士が名指ししたのは、建設会社「木村建設」(熊本県八代市)、開発会社「ヒューザー」(東京都千代田区)、不動産会社「シノケン」(福岡市)の3社。
【ソウル=久保田るり子】日本の大学センター試験に当たる韓国の「修学能力試験」(修能)が行われた二十三日、受験生約三十人が「携帯電話所持」で摘発され論議を呼んでいる。
韓国では、昨年の「修能」で携帯電話を使った大規模カンニング事件が発覚し、三百人以上が取り調べを受け、その後遺症で今年は金属探知機まで使って携帯持ち込みを検査した結果、携帯を持っていただけで受験資格を剥奪(はくだつ)されてしまったという。 韓国は日本に勝る学歴社会、受験大国で、「修能」は国民的関心事だ。何しろ政界、学界、経済界などエリート層約三万人のほぼ半数が名門ソウル大出身で、一流大の同期生会がモノを言う。一流大学合格はエリートへの登竜門なのだ。
父母の教育熱は高く、韓国銀行の調査では、昨年一年間の韓国国民の個人負担教育費は八兆ウォン(約八千億円)で、家計に占める教育費の割合は34・1%に上る。
受験シーズンが近づくと、「プレミアム課外授業」と名付けた有名家庭教師の実力点数表が受験生の間に出回り、人気講師の稼ぎも一カ月で一千万ウォン(約百十二万円)を下らないという。
韓国の学歴重視は、科挙(文武官の登用試験)制度が淵源ともされる。近年は特に、景気低迷の影響で若年失業率が7・2%と高いせいもあって、安定した公務員が人気で、今年のソウル市職員の試験は百十倍だった。
こんな社会背景もあり「修能」は激化の一途。昨年はカンニングのほか替え玉受験も発覚、受験犯罪を組織的に運営する“受験ブローカー”も摘発されただけに試験場での「取り締まり」も一段と厳しさを増している。
(産経新聞) - 11月25日2時39分更新
鹿児島大は二十四日、約三十年かけて交配を繰り返し遺伝子を安定させた豚「クラウン系ミニブタ」の体細胞を使い、ミニブタのクローン一頭を誕生させたと発表した。ミニブタのクローン成功は国内では二例目だが、クラウン系ミニブタは人に極めて近い臓器を持っており、今後遺伝子組み換えなどを行うことで人への安全な移植臓器の開発につながるとしている。
吉田光敏農学部教授の研究チームが成功した。吉田教授によると七月上旬、食用豚から採取した卵子を二日培養して核を取り除いた後、雄のクラウン系ミニブタの体細胞核を移植。超音波を照射して刺激を与え、クローン胚(はい)を発生させた。胚は食用豚の卵管に移植し、それから百十三日目の十月末、五四〇グラムの雄一頭が誕生した。成育は順調という。
同大は移植臓器の慢性的な不足を解消するため医用ミニブタ研究を続けている。同大が開発したクラウン系ミニブタは成体の体重が六〇―八〇キロで、豚の中でも特に臓器の形態と大きさが人に近く、移植臓器への活用が期待されてきた。
豚の臓器を人に移植する場合、最大のネックが拒絶反応とウイルス感染。同大は遺伝子が安定したクローン豚を誕生させたことで、拒絶反応を抑え、ウイルスに汚染されにくい遺伝子を持ったミニブタ開発が前進するとしている。吉田教授は「心臓をはじめ肝臓、腎臓、膵(すい)臓(ぞう)と多岐にわたる移植臓器への利用が期待できる。三年以内に拒絶反応を克服したい」と話した。
(西日本新聞) - 11月25日2時18分更新
消化管のエックス線撮影で使う造影剤の「バリウム製剤」を服用後、まれに血圧が急激に下がる副作用などが報告されたため、厚労省は24日、同製剤に過敏症のある人などへの使用を禁止し、医療関係者に注意を呼びかけた。
同省によると、バリウム製剤の服用後、数時間以内に血圧が急激に下がるショックの副作用が、これまで18件報告された。死亡例はなく、製剤に含まれるバリウム以外の添加物が原因とみられている。
このほか、消化管閉塞(へいそく)の疑いのある患者で、消化管に穴が開いたり腹膜炎を起こしたりする副作用の報告が27件あり、2001年以降に4人が死亡しているとして、こうした患者への同製剤の使用も禁止した。
バリウム製剤は胃や腸のエックス線検査で日常的に使われ、昨年度は約1750万人が服用している。
(2005年11月24日23時59分 読売新聞)
大手銀行・金融6グループの2005年9月中間連結決算が24日出そろった。6グループ合計の税引き後利益は1兆7293億円と前年同期の約22倍に急拡大し、バブル期を上回って過去最高となった。
10月1日に誕生した三菱UFJフィナンシャル・グループの税引き後利益はトヨタ自動車を上回り、国内企業で最高益を記録した。
好決算の最大の理由は、これまで貸出先企業の倒産などに備えて積んできた引当金が、景気回復による貸出先の業績回復で不要になったため。昨年の中間期には、引当金の積み立てなどのために6グループ合計で1兆1008億円の不良債権処理損失を計上していたが、今回の中間決算では、各グループの処理損失が大幅に減った。逆に過去に引き当てたうち1958億円の引当金が不要になり、「戻り益」(特別利益)となって、6グループ合計の不良債権処理損益はプラスになった。
6グループのうち、りそなホールディングスを除く5グループが増益となり、みずほフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループ、三井トラスト・ホールディングスの3グループの税引き後利益は、中間期としては過去最高となった。本業のもうけを示す業務純益も、みずほ、住友信託銀行、三井住友の3グループが1〜53%の増益となった。
一方、9月末の不良債権残高は、3月末より1兆3465億円減って6兆3450億円となった。貸出金全体に占める不良債権比率の平均は2・4%と、半年で0・5ポイント低下した。
06年3月期連結決算の業績予想では、税引き後利益は合計で2兆5950億円に拡大すると見込んでいる。
(2005年11月24日23時51分 読売新聞)
【ロンドン=飯塚恵子】民族的な風習として行われてきた女性に対する割礼の対象者が、アフリカだけで年間約300万人に上っていることがわかった。
ユニセフ(国連児童基金)の調査機関・イノチェンティ研究所(イタリア・フィレンツェ)が24日に調査結果を発表した。
これまでの推定約200万人を大きく上回る数。発表によると、この風習は、サハラ砂漠以南のアフリカ諸国、エジプト、スーダンなどで、多い所では今なお女性の8〜9割に対して行われている。国際社会の批判を受け、エジプトやケニアなどでは、風習を秘密裏に行うための低年齢化も進んでいるという。
女性性器の一部を切り取るこの風習は、主に生後1か月から11歳以下の少女に行われる。
(2005年11月24日23時17分 読売新聞)
24日付の上海紙「青年報」によると、中国内陸部・湖南省衡陽県の児童養護施設が、誘拐された乳児の売買にかかわっていたことが発覚、施設代表や会計責任者など27人が警察に拘束された。
同紙によると、同施設は数年にわたり、誘拐された乳児を800〜1200元(1元=約14円)で引き取り、8000〜3万元で、同省長沙市、広東省広州市などの夫婦らに「転売」。少なくとも100人以上の乳児が売買されたという。児童数に応じて国から支給される補助金も不正に受け取っていた。(上海支局)
(2005年11月24日23時8分 読売新聞)
汚染物質が流れ込んだ中国東北部ハルビンの松花江。国家環境保護総局の張力軍副局長は、松花江に流れ込んだベンゼンなど汚染物質が100トン前後に達するとの専門家の概算を明らかにした(24日)(AFP=時事)22時16分更新 【ハルビン(中国東北部)=竹腰雅彦】中国吉林省・吉林市で13日に起きた石油化学工場爆発事故による大河・松花江の汚染が急速に拡大、24日未明、有害物質が黒竜江省ハルビン市の水道用の取水口に達し、水道水供給が停止、数百万人の生活に深刻な影響が出ている。 中国政府は24日、松花江に流れ込んだ有害物質について、推定約100トンのベンゼン、ニトロベンゼンであることを明らかにした。 ハルビンでは同日昼、環境基準の11・7倍の濃度のニトロベンゼンが検出された。同市では、22日に水道供給を停止、その後いったんは再開したものの、再び供給を止めた。同市内のスーパーには、水を求める人が殺到している。 汚染された水は、近く中露国境を流れる黒竜江(アムール川)に達する見通しという。タス通信によると、同川に面したロシア極東・ハバロフスク市の当局は24日、非常事態宣言を25日に出す方針を決めた。 (2005年11月24日22時54分 読売新聞)
「皇室典範に関する有識者会議」の吉川弘之座長(左)から報告書を受け取る小泉純一郎首相。皇位継承順位は男女を問わず、天皇直系の第1子から出生順に定める「長子優先」を採用した(24日午後、首相官邸)(時事通信社)21時03分更新 皇位継承の在り方を検討してきた小泉首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」(座長=吉川弘之・元東大学長)は24日、女性天皇と、その子・孫(女系)の天皇即位を容認する報告書をまとめ、小泉首相に提出した。 報告書は「皇位の安定的な継承を維持するためには女性天皇・女系天皇へのみちを開くことが不可欠だ」と明記した。皇位継承順位は、男女を問わず、天皇の第1子から出生順に定める「長子優先」とした。これまでの男系男子による皇位継承を抜本的に変える内容となっている。 小泉首相は同日夜、首相官邸で記者団に「大変意義深い報告だ。報告を受けて、来年の通常国会に法案提出する準備を進めていかなければならない」と述べ、報告書を踏まえた皇室典範改正案を提出する意向を示した。 報告書通りに皇室典範が改正されれば、皇位継承者は女性皇族が加わることで、現在の6人から14人に増える。皇太子ご夫妻の長女である愛子さまの皇位継承順位は、皇太子さまに次ぐ2位となり、現在2位の秋篠宮さまが3位となる。 吉川座長は提出後の記者会見で、「中長期に通用する制度を作ったつもりだ。ただちに実行して欲しい」と述べ、今後、皇太子ご夫妻に男子が誕生しても、長子である愛子さまの継承順位を優先させるべきだとの考えを示した。 報告書では、男系男子による皇位継承について、「皇位の安定的継承は極めて困難だ。男系による継承を貫こうとすることは、伝統としての世襲そのものを危うくする結果をもたらす」として、皇位継承者不在の事態を招きかねないと強調している。女性・女系天皇容認の理由としては、<1>現在よりも格段に安定的な制度となる<2>国民の間で支持する素地が形成されている――などを挙げた。 (2005年11月24日22時12分 読売新聞)
天井板が落下し、プール一面を覆った=埼玉県警提供 24日午前11時35分ごろ、埼玉県飯能市川寺、スポーツ施設「アレックス・フィットネスクラブ飯能」2階にある屋内プールで、石こう製の天井板約150枚が一斉に落下、4メートル下のプール(縦25メートル、横10メートル)にいた利用客3人に当たり、同市の男性(65)と同県日高市の女性(48)が肩や首に軽い打撲を負った。 飯能署で落下原因を調べている。 同署によると、天井板は、縦180センチ、横90センチの大きな板に、縦60センチ、横30センチの小さな板9枚を張り合わせて1枚にした二重構造で、厚さは約2センチ。プールサイドには監視係の従業員が1人いたが、けがはなかった。 施設を運営する丸和商事(埼玉県坂戸市)などによると、施設は1988年にオープン。天井板は、屋根から金属の棒でつり下げられた天井の骨組みに、鉄製のビスとアルミ製金具で固定されていた。落下した板にはビスが付いておらず、同社は「板がビスから抜け落ちた可能性がある」としている。 同社は、24日午後から施設の営業を休止。25日もプールの営業はやめる。会見した高綱英夫専務は「設計士と協力し、原因を究明したい。利用客に迷惑をかけ、申し訳ない」と陳謝した。 (2005年11月24日21時4分 読売新聞)
11月24日、韓国・幹細胞研究の黄教授が卵子提供問題で謝罪(2005年 ロイター/Lee Jae-Won) [ソウル 24日 ロイター] 韓国の幹細胞研究の第一人者であるソウル大学の黄禹錫教授は24日、記者会見で、自らのチームの研究員が卵子を提供していた問題について、科学を進歩させたいとの焦りから倫理的な判断をする目が曇ってしまった、と謝罪した。 黄教授は、同研究チームが誕生させた世界初のクローン犬「スナッピー」が米タイム誌の「今年の最も驚くべき発明」に選ばれるなど、クローン研究での功績により韓国の同分野の第一人者として知られる。 だが、米国人の共同研究者が、黄教授は倫理に反する方法で卵子を入手した、と批判し共同関係を解消して以降、同教授の研究をめぐりさまざまな疑惑が飛び交っていた。 黄教授は、「科学の発展に集中し過ぎるあまり、研究をめぐる倫理的な問題への認識が欠けていたかもしれない」と釈明した。 卵子提供問題に関しては、自分は提供の申し出を断ったものの、2002年と03年にチームの複数の研究者が卵子を提供した事実について今年の初めごろに気づいた、と述べた。 その上で、まだ技術が進んでいなかった当時、幹細胞研究には卵母細胞が必要で、自分が女性だったら同じことをしたと思う、と卵子提供者らの考えに理解を示した。 教授はまた、先月韓国で設立された世界的な幹細胞ハブの責任者を辞任する意向を表明した。 記者会見に先立ち、韓国保健福祉省は、同国の基準に照らして、卵子が提供された時点で法的、倫理的な問題はなかった、との見解を示していた。 (ロイター) - 11月24日19時49分更新
広島市安芸区の市立矢野西小1年、木下あいりちゃん(7)の殺人、死体遺棄事件で、あいりちゃんが入れられていた家庭用ガスコンロ用の段ボール箱に書かれていた表示などから、コンロは現場の広島市安芸区に隣接する東広島市西部のディスカウントストアで販売されたことが、24日、広島県警の調べで、新たに判明した。
コンロは大手ガス器具メーカー製で旧式のプロパンガス対応型で、現在も販売されている。
(2005年11月24日16時23分 読売新聞)
耐震強度偽装問題で、国土交通省は24日、構造計算書を偽造していた姉歯秀次1級建築士を呼び、免許取り消しに先立って直接弁明を聞く聴聞会を開いた。写真は同省に入る姉歯建築士(東京・霞が関)(時事通信社)17時25分更新姉歯建築士を聴聞 姉歯(あねは)秀次一級建築士(48)=千葉県市川市=による耐震強度計算書偽造問題で、国土交通省は二十四日午前、姉歯建築士が偽造を認めたマンションやホテルのほとんどの建築確認審査を行った指定民間確認検査機関「イーホームズ」(東京都新宿区)の立ち入り検査を始めた。イー社の業務実態を詳しく調べ、指定取り消しや改善命令などの処分を検討する。同日午後には、姉歯建築士の免許取り消し手続きの一環として、弁明を聞くための聴聞会を開いた。 国交省は、イー社が、姉歯建築士が偽造したマンションやホテル計二十棟の建築確認や完了検査を行い、偽造の疑いが濃厚となっている別のホテル一棟も担当していた点を重視、立ち入り検査に踏み切った。 同社はこれまで、「建築確認では偽造を見抜けず、十月の内部監査で不正が発覚した」と説明。国交省に回答した文書では、姉歯建築士から必要書類が添付されていなかったにもかかわらず、そのまま審査するなど手続きに不備があったことを認めたが、「偽造を見逃した結果責任はあるが、審査のやり方そのものは適正だった」と主張している。 イー社は建築物の確認検査業務の民間開放が実質的に始まった平成十一年に設立。十四年十一月に建物の建築確認や完了検査を行う確認検査機関として国交相の指定を受けた。 国交省は、未完成となっている一棟の建築確認を行った「東日本住宅評価センター」(横浜市)についても、近く立ち入り検査する方針。 一方、聴聞は一級建築士の免許を取り消すため、本人の弁明を聞く手続きで、偽造した構造計算書が建築確認に使われ、耐震性に問題が生じたマンションとホテル二十一棟について、個別に偽造の事実があったかどうかを確認する。 姉歯建築士が偽造を認めた場合は、免許の取り消しを通告。十二月に開かれる中央建築士審査会の同意を得て、免許取り消しが確定する。 (産経新聞) - 11月24日15時57分更新
水を張られた田に飛来したコハクチョウ 千葉県本埜村の水田に、今年もコハクチョウがシベリアから飛来し、美しい姿を見せている。 保護活動に取り組む「本埜村白鳥を守る会」の小川定一さん(56)によると、10月24日に第1陣が現れ、11月23日までに314羽が飛来した。オオハクチョウも1羽訪れている。 稲を刈り取った後の田に水を張っているのは、「ハクチョウが羽を休められるように」との配慮から。優雅に泳ぎ回って長い首を水中に潜らせ、小川さんがまくエサのクズ米をついばんでいる。同村での越冬は、春一番が吹くころまで続くという。 (2005年11月24日15時51分 読売新聞)
臓器移植の普及啓発のために配られているリストバンド 移植医療の普及啓発の一環として、日本臓器移植ネットワークが無料配布している黄色と緑のリストバンドが予想以上の反響を呼び、当初用意した10万本を配り終えた。同ネットワークでは3万本を追加発注し希望者に配布している。 黄色と緑は臓器移植の普及活動に用いている2色。バンドの表面には「移植を考えて」という意味の英語や天使の絵などが描かれている。 リストバンドは9月下旬からイベント会場などで配り始めた。インターネットなどを通して若者らに話題となり、同ネットワークへ約1700件の問い合わせがあるなど、人気を集め、11月18日には10万本が終了した。 同ネットワークは「臓器移植に関心はあったが、行動に移せないでいた若者たちの関心を集めたようだ。一時的なブームに終わらせないよう、さらに知恵を絞っていきたい」と話している。 (2005年11月24日14時37分 読売新聞)
しょうゆメーカーに贈られる巨大な木おけ=千葉県野田市で 容量50石(約9000リットル)のしょうゆ醸造用巨大木おけ作りが、千葉県野田市のおけ師、高梨貞二郎さん(74)の仕事場で進められている。 しょうゆ醸造用の木おけは100年は持つものの、現在では繊維強化プラスチックのタンクがほとんどを占め、おけ師の数も激減。巨大木おけを作れる、関東でただ一人の職人と言われる高梨さんも、約20年ぶりの作業という。 この木おけは、生活クラブ生協連合会(東京)が「風味のいい、木おけ造りしょうゆの伝統を絶やさないで」と、製作費の全額(300万円)を組合員から集め、製作を依頼した。 製作中の木おけは直径、高さともに2・7メートル。今年6月から杉材の選定を始め、最終段階を迎えた今週、約70枚の杉板で組み立てたおけの周囲に、職人が5人がかりで竹製のタガ(輪)をはめた。 今月末に完成予定で、木おけでしょうゆを造り続けている同県八日市場市の醸造メーカーに、約100年ぶりの新しい木おけとして贈られる。 (2005年11月24日14時19分 読売新聞)
東京都町田市の都立高校1年、古山優亜さん(15)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された同校1年の男子生徒(16)が警視庁町田署特捜本部の調べに対し、「(優亜さんの)自宅のドアをノックしたら、優亜さんが開けてくれた」などと供述していることが24日、わかった。
男子生徒は当初、「優亜さん宅は鍵がかかっていなかった」と話していた。
また、男子生徒が犯行前、校内で盗んだ優亜さんのバッグに入っていた鍵が、優亜さんの自宅玄関付近で見つかっていたことも新たにわかった。
これについて、男子生徒は、「ブレザーのポケットに入れて持っていったが、なくなった」と供述。犯行後、盗んだ鍵ではなく、優亜さん宅にあった合鍵を使って玄関の鍵を閉めたという。町田市内の山林で21日、凶器の包丁などとともに見つかった鍵は、この合鍵だった。
(2005年11月24日13時53分 読売新聞)
【リマ=古沢由紀子】ペルー最高裁は22日、チリで拘束されたフジモリ元大統領の引き渡し要請書に、元大統領が軍による市民虐殺に関与したとされる殺人罪についても新たに盛り込むことを承認した。
23日付ペルー紙「エルコメルシオ」などが報じた。
最高裁はすでに、汚職、公金横領など9件について要請書に盛り込むことを承認しているが、今回新たに1991、92年に起きた軍の部隊が大学教授、学生、市民ら計25人を殺害した2つの事件を承認した。
(2005年11月24日12時21分 読売新聞)
11月23日、メルケル独首相が訪仏、フランスとの関係維持など表明。写真右はシラク仏大統領(2005年 ロイター/Philippe Wojazer) [ブリュッセル/パリ 23日 ロイター] ドイツのメルケル新首相は23日、フランスを皮切りに欧州連合(EU)歴訪を開始し、今後もフランスとの特別な関係を維持する方針を明らかにした。 メルケル首相は米国との関係改善を望む姿勢を示しながらも、フランス、ブリュッセルに続いて24日にはEU議長国の英国を訪問する計画で、EUに対する明確なメッセージを送った格好。 首相は、より緊密な欧州統合への取り組みを強調するとともに、憲法や予算問題で苦慮しているEUに対し、決断を下し経済改革を推進する力があることを示す必要がある、との考えを伝えた。 首相は「思想の対立による争いの懸念はもはやない。従って、問題の現実的な解決方法を模索することになる。われわれは、国際化社会で競争力を持ち、情勢に追いついていくため経済改革に焦点を合わせる必要がある」と語った。 (ロイター) - 11月24日10時59分更新
11月24日、中国ハルビン市に工場爆発で汚染された川の水が接近。写真は給水車に列を作るハルビン市の住民。23日撮影、提供写真(2005年 ロイター/China Newsphoto) [ハルビン(中国) 24日 ロイター] 中国の黒竜江省ハルビン市に24日、石化工場の爆発事故で汚染された川の水が接近している。 中国当局は23日、今回の爆発事故により、900万人が住むハルビン市の水源となる松花江が「深刻に汚染された」ことを明らかにした。 市当局は、水を蓄えられるよう一時的に水供給を再開。また目撃者によると、市から脱出しようとする人で空港や駅が混雑しているという。 省政府は、80キロにわたる汚染された川の水が24日中にハルビン市の水源に達し、26日には市を通過する、との見通しを示している。 (ロイター) - 11月24日10時43分更新
貝殻のような形となったフラーレンの顕微鏡写真(物質・材料研究機構提供) 物質・材料研究機構物質研究所(茨城県つくば市)はこのほど、炭素系ナノ材料のフラーレンを、あらゆる形に加工する技術を開発したと発表した。先端がとがった大きさ約1000ナノメートル(ナノは10億分の1)の巻き貝のような形など自由自在に作り上げることができ、超分子グループの中西尚志研究員らは「手法が簡単なうえ安価なので、実用化に向けた研究への弾みになる」と話している。 フラーレンは炭素原子60個でできたサッカーボールのような形で、大きさは0.7ナノメートル。電気を通す性質を持っているため、直線状に並べば非常に細い電線に、円盤状に並べば極小のコンデンサーになる。ナノ単位の電子回路部品や燃料電池の電極などへの応用が期待されているが、使いたい形に加工するには、その形ごとの専用の手法が必要とされてきた。 中西研究員らは、フラーレンが自発的に集まって小さな構造をつくっていく方法に着目。接着剤の役割を果たす「アルキル鎖」を3本持つフラーレンを合成した。 これを、いろいろな種類の液体に溶かすと、液体の種類や温度により、接着剤が働く方向が異なるため、フラーレンがさまざまな形に集合。円盤形や球形、貝殻形やリボンがねじれたような形ができた。【和泉清充】 (毎日新聞) - 11月24日10時8分更新
「太陽の季節」の文学碑を序幕した石原慎太郎東京都知事(右端) 「太陽の季節 ここに始まる」−−神奈川県逗子市の海岸で23日、石原慎太郎東京都知事(73)の芥川賞受賞作「太陽の季節」の文学碑が完成した。除幕式には約8000人が参加。「太陽族」元祖の石原さんは「もう斜陽族だが、この豊饒(ほうじょう)な海を大切に」と呼びかけた。 大理石の碑は縦2.2メートル、横1.2メートル。碑文は石原さんが書いた。親友だった彫刻家、故岡本太郎さんの太陽をモチーフにした金色のオブジェも光り、石原さんは「私の下手な字を除けば素晴らしい」と出来栄えをほめた。 受賞50年を機に、住民らが「小説の舞台で街おこしを」と実行委員会を設置。碑前に飾るネーム入りタイルでカンパを募り、約4000万円を集めた。式には、石原プロの俳優、舘ひろしさんらもかけつけ、炊き出しのプレゼントをした。【網谷利一郎】 (毎日新聞) - 11月24日10時8分更新
かつての湾があった場所に、さびついたまま放置されている漁船。土の上にはたくさんの貝殻が落ちている=カザフスタン西部ミルゲンサイ村で 水量の減少で急激に縮小し、環境悪化が深刻な中央アジアのアラル海で、北西部の住民5000人程度を遠隔地に集団移住させる計画が検討されている。カザフスタン政府関係筋が、毎日新聞の取材に明らかにした。湖が干上がるにつれて砂嵐が激化し、漁業が壊滅しただけでなく、周辺住民に健康障害が高率で表れ、地域社会の崩壊も進んでいる。さらに、近い将来、旧ソ連が炭疽(たんそ)菌を扱った生物兵器実験場があった島と陸続きになる懸念も指摘され、計画が浮上した。 アラル海はカザフスタンとウズベキスタンにまたがる塩湖で、かつては世界4位、琵琶湖の約100倍(6万8000平方メートル)の面積があった。旧ソ連のかんがい政策により急速に干上がり、現在は面積が約4分の1程度にまで縮小。周辺地域では、湖底の砂漠化などの環境破壊と、それに伴う経済状況の悪化などに起因するとみられる呼吸器障害や貧血、腎臓障害などの「環境病」の増加が問題視されている。 関係筋によると、カザフ政府はクランディ、アケスペなどの村を含むアラル海北西部の住民を対象に、同北東部の町、アラリスク周辺への移住の検討に入っている。さらに関係筋は、旧ソ連の生物兵器実験場があった島で、既にウズベク側と陸続きになっているボズロジェーニエ島が、カザフ側の対岸3キロ程度にまで接近していることについての懸念も語った。【服部正法】 アラル海の環境を調査してきた石田紀郎・市民環境研究所代表(元京大大学院教授)の話 住民たちがアラリスクなどの町に移住したとしても、仕事を得るのは簡単ではない。都市部の最下層に組み込まれるのではないか。「難民」というより「棄民」と言える。 ▽ことば(アラル海縮小) アラル海には、天山山脈に発するシルダリア川(カザフスタン側)、パミール高原に発するアムダリア川(ウズベキスタン側)の二つの大河が流入。旧ソ連は1960年代、中央アジアの乾燥地帯で綿花などの農業生産を高めようと、両河川の水を運河などから大量に取った。その結果、アラル海の水量は急激に減少し、干上がっていった。「20世紀最大の環境破壊」とも指摘される。 (毎日新聞) - 11月24日10時8分更新
ロンドンのパブで最後の注文の時間になったことを知らせる鐘を鳴らす女主人。法改正に伴い、パブの終夜営業が可能となり、この日、90年続いた伝統の「ラストオーダー・ベル」の最後の音が響いた(23日夜)(EPA=時事)12時01分更新 【ロンドン24日共同】英国のイングランドとウェールズの両地方で、アルコール販売時間の規制を緩和し、パブなどの24時間営業ができるようにする法律が24日、施行された。これまで販売時間は基本的に午後11時までとの規制があり、第1次大戦中から約90年にわたる“伝統”となっていた。 政府は規制を時代遅れとして「責任ある大人により自由を与えることになる」と強調。一方で飲みすぎによるアルコール依存症の増加などを懸念する反対論も根強い。 警察は新法施行で飲酒に伴うトラブルが増えるのではないかと警戒を強めており、新法では同時に飲酒による暴力ざたや18歳以下へのアルコール販売などに対する罰則を強化した。 (共同通信) - 11月24日9時25分更新
ドイツのケルンで公開されたベートーベンの作曲「大フーガ」ピアノ版の自筆楽譜。来月1日ロンドンでの競売を前に公開されたもので、約2億〜3億円の値が付くとみられており、競売の行方が注目されている(23日)(EPA=時事)10時55分更新 【ベルリン23日時事】ドイツの偉大な作曲家ベートーベン(1770〜1827年)が死去前年に作曲した弦楽4重奏曲「大フーガ」のピアノ版の自筆楽譜が12月1日ロンドンで競売に掛けられるのを前に23日、出身地のドイツ西部ボンに近いケルンで公開された。推定145万〜220万ユーロ(約2億〜3億円)の値が付くとみられており、競売の行方が注目されそうだ。 (時事通信) - 11月24日7時0分更新
【リマ=古沢由紀子】ペルーのフジモリ元大統領(67)がチリの拘束先で側近の国会議員に面会し、「拘束は一応作戦に含めていた」と説明する一方、「(両政府による)身柄の引き渡し手続きを早くしてほしい」と述べ、自身の処遇を早期決定するよう求めていたことが22日わかた。
フジモリ派のマルタ・モヤノ国会議員(41)が本紙と会見し、元大統領の様子を語った。同議員は19日にチリ・サンティアゴ郊外の憲兵学校を訪れ、約3時間にわたって元大統領と面会。ポロシャツ、スラックス姿の元大統領は「元気そうで、以前よりふっくらしていた」という。
元大統領は自身の拘束について「一応最初から作戦に含めており、計算に入っていた」と話した上で、「ペルーでは自分の行動はどう受けとめられているか」と知りたがり、同議員の意見も尋ねたという。
フジモリ氏はチリ政府に外部との接触を制限され、拘束後の「肉声」はほとんど伝えられていなかった。
(2005年11月24日3時14分 読売新聞)
広島市安芸区の市立矢野西小1年木下あいりちゃん(7)が下校途中に殺害され、段ボール箱に入れられ遺棄された事件で、死因は首を強く絞められたことによる窒息死だったことが23日、広島県警海田署の捜査本部の調べでわかった。
死亡推定時間は、女児が同小を出た約30分後の22日午後1時から2時の間で、遺体の一部に損傷があったことも判明した。
一人で自宅へ歩いているのも目撃されていた。
県警は23日、女児を司法解剖した。その結果、首付近の皮膚には、ひもや手で絞められたような明確な跡は確認されなかったが、内部に圧迫による内出血があった。発見時、女児は制服のブレザーとスカートを身につけていたが、右足だけ裸足だった。はいていた紺色のハイソックスが見つかっておらず、県警は殺害現場に残されているか、持ち去られたとみている。ランドセルは、22日夜、遺体発見現場の北東約300メートルの道路脇の植え込みで見つかった。
(2005年11月24日3時11分 読売新聞)
外壁のひび割れを調査する船橋市建築指導課の担当職員 千葉県市川市の姉歯秀次・1級建築士(48)による耐震強度偽装問題で、愛知、三重、静岡の3県の計4か所のビジネスホテルが23日、営業を一時休止した。 さきに営業中止した京王電鉄の2ホテルのような構造計算書の偽造は判明していないが、いずれも姉歯事務所が構造設計を担当しており、再審査によって安全が確認されるまで休止するとしている。こうした形での営業休止は初めてで、同事務所が設計に関与した他のホテルの判断にも影響を与えそうだ。 一方、船橋市は同日、同市内の倒壊の恐れのあるマンションについて、強度が偽装された22棟では初の立ち入り調査に踏み切った。 営業を休止したのは、名鉄不動産(本社・名古屋市中村区)が経営する「名鉄イン刈谷」(愛知県刈谷市)、三交不動産(津市)が経営する「三交イン桑名駅前」(三重県桑名市)と「三交イン静岡」(静岡市)、福井市のホテル業者が経営する「アズイン大府」(愛知県大府市)。 名鉄不動産によると、名鉄イン刈谷の構造計算を姉歯事務所が行っていたことが18日夜判明し、第三者の設計事務所に調査を依頼したところ、耐震壁の窓の面積が大きく、基準を満たしていない可能性があると指摘されたという。 このため、再調査を始め、愛知県にも建築確認申請時の資料を提出した。同ホテルの鵜飼俊丈総支配人は「わずかでも不安がある以上、営業を休止して安全点検に専念するのがホテル業の務め」としている。 一方、船橋市が立ち入り調査したのは、同市湊町の賃貸マンション「サン中央ホームNo.15」(10階建て、59戸)。国土交通省の調べでは、耐震強度が基準の31%しかなく、入居者が調査を求めていた。 調査は、建築士の資格を持つ市建築指導課職員5人が2時間かけて、入居者の要請があった5戸と、通路や階段などの共有部分について実施。その結果、室内には異常は見つからなかったものの、外壁の3か所に幅0・3ミリのひび割れがあった。市は「建物の構造上の問題との関係はわからないが、直ちに倒壊につながるものではない」としているが、調査結果をさらに詳しく分析する。 (2005年11月24日3時10分 読売新聞)
初冬の河原に大輪の花が咲いた=23日夜、長野市の犀川河川敷で 初冬の花火としては全国で最大規模の「長野えびす講煙火大会」が23日、長野市の犀川河川敷であった。今年は100回の節目を迎え、過去最多の6000発が打ち上げられた。98年の長野冬季五輪の閉会式で披露された四季ごとの長野の風物を表現した特大花火などが澄んだ夜空を彩り、約34万人の見物客から大きな歓声が上がった。 1899(明治32)年、長野市にある西宮神社のえびす講に合わせ、商店主らが商売繁盛を願って始めた。戦争を挟んで一時中断したが、商工関係者に受け継がれ、長野新幹線の開通で県外からも大勢のファンが集 |