【ハートフォード(米コネティカット州)=五十嵐文】11月の米中間選挙に向けた米東部コネティカット州の民主党予備選が8日、行われ、ブッシュ政権のイラク政策に理解を示すジョゼフ・リーバーマン上院議員(64)が、イラク駐留米軍の早期撤退を訴えた実業家の新人ネッド・ラモント氏(52)に敗退した。
米軍のイラク駐留長期化などへの強い不満を反映した結果といえ、「イラク」が11月の本選でも大きな争点となるのは避けられない見通しとなった。
ラモント氏の勝利が確実となった8日午後11時過ぎ、ハートフォード中心部のホテルで支持者の前に姿を現したリーバーマン氏は「選挙戦はようやく半分終わっただけだ」と述べ、11月の本選には無所属で出馬する意向を正式に表明した。
リーバーマン氏は現在3期目で、ゴア前副大統領が2000年大統領選で民主党の大統領候補として戦った際、副大統領候補となったベテラン議員。現職上院議員が、党公認候補を決める予備選段階で敗れるのは異例だ。
もともと与党・共和党と「共闘」しての政策立案に積極的だったが、昨年11月に米紙ウォール・ストリート・ジャーナルに「米軍は(イラクに)とどまるべきだ」との論文を発表し、党内で強まるイラク駐留米軍の早期撤退論に異論を唱えてからは、「ブッシュのチアリーダー」といった批判が集中するほどだった。
一方、政治経験の乏しいラモント氏は、「今こそ英雄(米兵)を故郷に連れ戻すべきだ」などとしてリーバーマン氏のイラク政策批判に徹し、有権者に広がる「反ブッシュ」感情の受け皿となった。
(2006年8月9日23時57分 読売新聞)
米軍のイラク駐留長期化などへの強い不満を反映した結果といえ、「イラク」が11月の本選でも大きな争点となるのは避けられない見通しとなった。
ラモント氏の勝利が確実となった8日午後11時過ぎ、ハートフォード中心部のホテルで支持者の前に姿を現したリーバーマン氏は「選挙戦はようやく半分終わっただけだ」と述べ、11月の本選には無所属で出馬する意向を正式に表明した。
リーバーマン氏は現在3期目で、ゴア前副大統領が2000年大統領選で民主党の大統領候補として戦った際、副大統領候補となったベテラン議員。現職上院議員が、党公認候補を決める予備選段階で敗れるのは異例だ。
もともと与党・共和党と「共闘」しての政策立案に積極的だったが、昨年11月に米紙ウォール・ストリート・ジャーナルに「米軍は(イラクに)とどまるべきだ」との論文を発表し、党内で強まるイラク駐留米軍の早期撤退論に異論を唱えてからは、「ブッシュのチアリーダー」といった批判が集中するほどだった。
一方、政治経験の乏しいラモント氏は、「今こそ英雄(米兵)を故郷に連れ戻すべきだ」などとしてリーバーマン氏のイラク政策批判に徹し、有権者に広がる「反ブッシュ」感情の受け皿となった。
(2006年8月9日23時57分 読売新聞)






















