バンコクの6カ所で爆弾が爆発し、地元メディアによると3人が死亡、20人以上が負傷した。警察当局はテロの可能性が高いとみて捜査。写真は市場の爆発現場を調べる警察官(31日)(AFP=時事) 【バンコク=田原徳容】タイの首都バンコク中心部で31日夕、ショッピングセンターなど6か所でほぼ同時に爆発が起き、タイ警察によると、少なくとも男性2人が死亡、20人以上が重軽傷を負った。
犯行声明などは出ていないが、同時テロと見られ、タイ警察は市内で爆発物を所持していた男1人を拘束した。2006年9月のクーデター後初めての大規模な爆弾事件となり、スラユット暫定首相は警察や軍にバンコクの警備強化を要請した。
警察などによると、爆発はサパンクワイ、クロントイ両地区と戦勝記念塔周辺の大型スーパーマーケットや露店が密集する商業地域で発生。スクンビット地区では派出所が襲われた。
爆発は午後5時20分〜同6時30分の間に集中的に起きた。1人が死亡したサパンクワイ地区のスーパーマーケット近くでは、歩道橋から手投げ弾のようなものを投げる男の姿が目撃されたという。
クロントイ地区ではゴミ箱に隠されていた爆弾が爆発。近くにあった飲食店の調理用ガスボンベに引火して別の爆発が起き、通行人1人が死亡、子どもを含む数人が負傷した模様。
6か所とは別に市内2か所で不発の爆発物も見つかった。
警察は現場を立ち入り禁止にして証拠物の収集を始めるとともに、市内各地に100人以上の警察官を緊急配備し、厳戒態勢を敷いた。バンコクの副知事は新年の祝賀行事中止を表明。スラユット暫定首相も、国民に対して「新年の祝賀会は人混みを避けて行うよう」求めた。
在タイ日本大使館によると、邦人が爆発に巻き込まれたとの情報は入っていない。
(2007年1月1日0時32分 読売新聞)バンコクで同時爆発、テロの疑い・少なくとも3人死亡
バンコクで同時爆発。市内の戦勝記念塔広場近くの爆発現場を調べる警察官ら=31日〔共同〕 【バンコク=長尾久嗣】タイの首都バンコクの繁華街など6カ所で31日夜、ほぼ同時に爆発が起きた。同時多発テロとみられ、少なくとも2人が死亡、数十人の負傷者がでたもようだ。在バンコク日本大使館によると、在留邦人や日本人観光客の被害は報告されていない。
陸軍と警察当局によると、爆発があったのは市内の大規模ショッピングセンター「シーコン・スクエア」や独立記念塔広場、低所得者が多く住む「クロントイ」地区など6カ所。多くは繁華街や人口密集地で、新年を前に人々が繰り出していた。
爆発は午後6時(日本時間同8時)から約1時間の間に次々と発生した。ごみ箱やベンチに爆発物が仕掛けられていたという。事件後、ショッピングセンターなどには閉鎖・避難命令が出されている。
犯行声明などはなく、事件の背景は不明だが、同国南部では分離独立を求めるイスラム過激派のテロが頻発している。一部には、タクシン前首相が政権を追われた06年9月の軍事クーデターとの関連を指摘する声もあがっている。
NIKKEI NET 2006/12/31 (23:17)バンコクの7か所で同時爆発…2人死亡、20人重軽傷
【バンコク=田原徳容】タイの首都バンコク中心部で31日、7か所でほぼ同時に爆発が起き、英字紙ネーション(電子版)によると、少なくとも3人が死亡、約20人が重軽傷を負った。犯行声明などは出ていない。
タイ警察の調べなどによると、爆発はサパンクワイ、クロントイ両地区や戦勝記念塔周辺などで発生。サパンクワイ地区のスーパーマーケットでは1人が死亡したとされ、歩道橋から手投げ弾のようなものを投げる男の姿が目撃されたという。
暫定政府のヨンユット報道官は読売新聞の取材に「4か所で爆発があり、多数の負傷者が出たことを確認した。詳細を調べている」とした。
(2006年12月31日22時38分 読売新聞)バンコク中心部で同時多発テロか 20人以上負傷
31日午後6時(日本時間午後8時)ごろ、バンコク中心部の数カ所で相次いで爆発があり、少なくとも20人以上が負傷した模様だ。年越しの買い物客や外国人観光客が訪れる場所などが狙われており、警察当局は同時多発テロとの見方を強めている。
警察や地元メディアによると、爆発があったのは、多くの外国人観光客が訪れる戦勝記念塔近くのバス停や、週末に数十万の人を集めるチャトゥチャック市場付近の交番、日本人が多数住むスクンビット通り、スラムが密集するクロントイの市場など。百貨店客を避難させたとの情報もある。31日は年越しのカウントダウンイベントへ向かう人で、中心部はごった返していた。
タイでは昨年9月の軍によるクーデター以降、学校などへの放火が各地で相次ぎ、軍と政府はタクシン前首相支持派による犯行の可能性を示唆していた。また、イスラム教徒の多数住む南部では、爆破や銃撃テロが収まらず、政変前より事態は悪化している。
タイでは昨年9月19日、ソンティ陸軍司令官をリーダーとする「民主改革評議会」が、クーデターを起こした。同評議会は翌日、憲法を停止して全土に戒厳令を布告、「権力を掌握した」と発表した。
同評議会の中心勢力は国軍で、軍によるタイでのクーデターは91年以来、15年ぶりだった。
一方、イスラム教徒が多く住むタイ南部では04年初めから、分離独立を掲げるイスラム過激派によると見られるテロが続いている。
このため、タイ政府は南部3県で非常事態宣言を続けている。クーデター後の新政府は対話による解決を呼びかけてきたが、テロは収まっていない。
2006年12月31日21時48分 asahi.comバンコクで連続爆破テロ、市民ら十数人が負傷
【バンコク31日共同】タイのメディアによると、バンコク市内で31日午後、戦勝記念塔広場など7カ所で次々に爆発物が爆発、市民ら少なくとも十数人が負傷した。
地元警察の話では、バンコク中心部の戦勝記念塔近くにあるバス停のごみ箱が爆発し、居合わせた市民10人が負傷。また、クロントイ地区の市場でもごみ箱が爆発し子供を含む5人が負傷した。警察は、いずれもごみ箱に爆発物が仕掛けられた爆弾テロとみている。
このほか、バンコク市内のデパート付近や郊外の住宅街でも爆発物が爆発しており、けが人が出ているという。
NIKKEI NET 2006/12/31 (21:39)