ADMIN TITLE LIST
20060911-00000013-maip-soci-view-000.jpg 和気さんが飲酒運転撲滅を祈り奉納したスターマイン=新潟県小千谷市片貝町の浅原神社で9日午後9時ごろ、渡辺暢写す

 世界最大の花火玉の打ち上げで知られる新潟県小千谷市の花火大会「片貝まつり」で9日、飲酒運転撲滅を願う純白の連発花火・スターマインが打ち上げられた。6年前に飲酒運転のトラックに長女由佳さん(当時19歳)の命を奪われた栃木県矢板市の会社員、和気圭司さん(55)と妻みち子さん(50)が奉納した。「飲酒運転の犠牲になってしまった娘由佳へ。由佳の『声』はずっと伝え続けていくからね」。打ち上げ前のアナウンスに会場はどよめき、約10万人の観客から拍手がわき起こった。【田後真里、渡辺暢】

 由佳さんは00年7月31日夜、介護士として働いていた病院から乗用車で帰宅途中に、栃木県氏家町(現さくら市)の国道4号で酒酔い・居眠り運転で中央線をはみだしてきた大型トラックと正面衝突し即死した。県警氏家署(現さくら署)はトラックが飲酒運転だったことを公表せず、「酒臭いから調べる」と言ったまま和気さん夫妻に報告はなかった。2週間後、夫妻が同署を訪ね、飲酒運転の事実が分かった。

 事故直後、由佳さんの部屋から、友人と「片貝まつり」に行く計画を立てたリポート用紙を見つけた夫妻は同年9月、初めて祭りを訪れた。1万5000発の花火すべてが市民や地元企業の奉納で、家内安全や商売繁盛の言葉とともに打ち上げられると知った。

 夫妻は飲酒運転撲滅の祈りを込めた花火の打ち上げを決め、3回忌の02年、5回忌の04年に続き今年も奉納した。和気さんは「たった一人でも見た人に飲酒運転の悲惨さが伝わればうれしい」と約40秒間の花火を見上げた。「被害者支援センターとちぎ」事務局長を務めるみち子さんは「(公務員など)人を導く立場の人たちまでもが平気で飲酒運転をしている現状を、何としても変えたい」と語った。

 和気さんの花火を見た三重県紀北町の会社員、宮原恭吾さん(26)は「他の花火と違い、考えさせられた。今夜見た何千発の中でも、一番心に残っている」と話した。

(毎日新聞) - 9月11日17時2分更新


| HOME |

Design by mi104c.
Copyright © 2008 今日はこんな日_2006, All rights reserved.
ホームページ アフィリエイト レンタルサーバー FC2ブログ 求人情報