熊本市の私立文徳高の2年生72人と教諭3人が、下痢など感染性胃腸炎の症状を訴え、一部の生徒からノロウイルスが検出された。同校は19、20の両日、2年を学年閉鎖にした。
修学旅行先の奈良県内の食堂従業員からノロウイルスが検出されており、食堂での昼食が原因とみられる。奈良県によると、文徳高以外にも、この食堂を利用した長崎、熊本、岩手県の中高4校の生徒ら計122人が症状を訴えており、集団感染とみている。
文徳高は、2年生の総合科学科、普通科の計10クラス295人が12日から奈良、東京方面に修学旅行に行き、このうち、総合科学科の生徒128人が12日、奈良県斑鳩(いかるが)町の食堂で昼食を取り、13日に東京へ移動後、症状を訴え、49人が病院で手当てを受けた。普通科の生徒はこの食堂で食事をしなかったが、総合科学科の生徒を看病した教諭を介して感染した可能性があるという。
一方、鳥取県三朝町と愛媛県四国中央市の特別養護老人ホームでも、ノロウイルスによる感染性胃腸炎が集団発生し、80歳代の入所者計2人が死亡した。
(2006年12月20日21時48分 読売新聞)