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大阪大 論文ねつ造教授を懲戒解雇 論文をねつ造した杉野明雄教授の懲戒処分を発表する馬越佑吉・副学長(左)=大阪府吹田市の大阪大で20日午後7時32分、幾島健太郎写す

 大阪大大学院生命機能研究科(大阪府吹田市)の杉野明雄教授(63)が実験データをねつ造・改ざんしたうえ米国の科学誌に論文2本を投稿した問題で、阪大は20日、杉野教授を同日付で懲戒解雇処分にしたと発表した。この問題を巡っては同研究科が今年9月、杉野教授単独による不正だとして、大学側に懲戒解雇を求めたが、杉野教授は不服審査を申し立てていた。阪大の教育研究評議会は「教授の責任は、大学にとどまらせることができないほど重大」として処分を決めた。阪大で教員の懲戒解雇処分があったのは、記録が残る1970年以降初めて。


 世界の中学・高校生が科学の技能を競う科学五輪への参加を盛り上げるため、ノーベル賞受賞者らで構成する「日本科学オリンピック委員会」が来年1月にも設置される。予選参加者数を10倍以上に増やし、代表候補者には強化策を図る。科学五輪の日本への誘致などを積極的に働きかけていく。

 科学五輪は、数学、化学、生物学、物理、情報、天文学の6分野あるが、日本は天文学以外の5分野に代表を送っている。同委員会は、この5分野の代表派遣を運営する団体の代表者のほか、ノーベル賞を受賞した江崎玲於奈、小柴昌俊、野依良治の3氏や、豊田章一郎・トヨタ自動車名誉会長、庄山悦彦・日立製作所会長など経済人が入る。

 委員会は各運営団体に五輪出場候補者の強化策を助言する。文部科学省は、委員会を支援し、予選参加者を1万人程度に増やす目標を掲げている。2007年度予算で、五輪対策として2・5億円(06年度比1億円増)を計上し、代表選手に強化合宿のほか、通信教育を行う。


映像、ぐるっと一回り 東京・球体劇場完成 公開された「シアター360」=20日午後、東京都台東区の国立科学博物館で

 見る人の周り360度に映像を映し出す球体の劇場が東京・上野の国立科学博物館に完成し、報道陣に20日、公開された。

 スクリーンは直径12.8メートルの球形。映像に包み込まれているような感覚になる。

 一般公開は21日から。映像を見るには博物館の入館料が必要。同博物館では「大英博物館 ミイラと古代エジプト展」(朝日新聞社など主催)を来年2月18日まで開催している。

2006年12月21日08時05分 asahi.com


韓国の研究チーム、クローン犬3匹の誕生に成功 12月18日、韓国ソウル大学の研究チームは、3匹のクローン犬を誕生させたと発表した(2006年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 [ソウル 18日 ロイター] 韓国ソウル大学の研究チームは18日、雌のアフガンハウンドから3匹のクローン犬を誕生させたと発表した。6月と7月に誕生したという白い毛並みの「ボナ」、「ピース」、「ホープ」の3匹を記者団に公開した。

 同チームは昨年、世界初のクローン犬「スナッピー」を誕生させていたが、当時の責任者だった黄禹錫元教授は、胚(はい)性幹細胞(ES細胞)に関する論文が捏造(ねつぞう)だったとされ、他の研究者らとともに大学を去っていた。

 現在同チームを率いるLee Byung-chun教授はロイターに対し「これは医学研究を前進させるためのもので、ペットのクローンを作る目的ではない」と述べた。

12月19日19時48分配信 ロイター


雄を決定付ける遺伝子=「オトコギ」 雄性を決定付ける遺伝子が発見された多細胞の新種緑藻類「プレオドリナ・スターリ」の顕微鏡写真。東大大学院理学系研究科の野崎久義助教授は、この遺伝子の通称名を「オトコギ(侠気)」と命名した(同助教授提供)(時事通信社)

 多細胞の緑藻類で、雄性を決定付ける遺伝子を発見したと、東京大と立教大、大阪大の共同研究チームが19日付の米科学誌カレント・バイオロジーに発表した。より原始的な単細胞の緑藻類などにみられる大きさに違いがない配偶子同士による生殖から、雌雄(大小)が明確な卵子と精子による生殖にどのように進化したかはこれまで謎だったが、雄は雌から派生した可能性が高まった。

 東大大学院理学系研究科の野崎久義助教授は、この遺伝子「PlestMID」の通称名を「オトコギ(侠気)」と命名。「任侠(にんきょう)映画が好きだった」と話している。

12月19日18時1分配信 時事通信


「もっと光を」山かげの村に巨大鏡で太陽光…イタリア イタリア北部ビガネッラ村で、山頂の反射鏡から届く太陽光に歓喜する住民=ロイター

 【ローマ=松浦一樹】アルプスの山々に囲まれ、冬季に太陽の光が届かなかった北イタリアの村ビガネッラ(人口185人)で17日、山に設置した鏡で村の一部に太陽光を届ける装置が稼働し、村人が大喜びしている。

 ANSA通信などによると、ビガネッラ村は11月から2月にかけて83日間、太陽が山陰に隠れ、陽光が届かなかった。このため、巨大な反射鏡で村に陽光をもたらす“対策”をミダリ村長が7年前に考案した。鏡は縦5メートル、横8メートル。コンピューター制御で太陽を追跡、1日最大8時間は村の中央広場付近に陽光を注ぐことができる。

(2006年12月19日1時32分 読売新聞)


 人間の鼻のにおいを追跡する能力は予想以上に高く、訓練で向上するとの実験結果を、米カリフォルニア大バークリー校などの研究チームが18日、米科学誌ネイチャー・ニューロサイエンスの電子版に発表した。

 速く、正確ににおいを追うには、鼻をくんくんとさせ、かぐ回数を増やす必要がある。人間の鼻があまり利かないとされているのは、人前でこうした行動を取るのがはしたないと思われているのが一因ではないかという。

12月18日4時0分配信 時事通信


 従来の約2倍の糖度を持つ甘い小麦を、独立行政法人の農業・食品産業技術総合研究機構東北農業研究センター(盛岡市)と日本製粉(東京都渋谷区)が開発した。

 小麦で甘い品種を作りだしたのは世界で初めて。甘味料を加えなくてもほんのりと甘いパンなどを作れるようになる。日本製粉は早ければ2〜3年後に商品化したいとしている。

 新品種「スイートウィート」は、でんぷんを作る能力が劣る小麦の交配を繰り返して育成した。この小麦は、通常は全体の約70%を占めるでんぷんが25%に減り、代わりに麦芽糖やショ糖などの糖分が大幅に増えていることがわかった。糖度はトウモロコシのスイートコーン並みという。

 この小麦を10%配合した食パンを作ったところ、「甘みが増し独特の風味」(日本製粉)になった。日本製粉は、どのような食品で新品種の甘みを生かせるかを調べ、商品化にこぎつけたいとしている。

(2006年12月16日19時12分 読売新聞)


 人体のさまざまな臓器や組織の細胞になる可能性を秘めた、ヒト胚(はい)性幹細胞(ES細胞)について、文部科学省の専門委員会は14日、国立成育医療センター研究所(東京・世田谷区、倉辻忠俊所長)が文部科学省に申請していたヒトES細胞の作製計画を承認した。

 ES細胞の作製を認められたのは京都大再生医科学研究所(京都市)に次いで2施設目。

 ES細胞の材料となる受精卵は慶応大病院から提供を受け、最大で15個作る予定。将来の再生医療への応用を目指しており、受精卵からES細胞を作る過程で、国内で初めて人の組織だけを用いる計画だ。倉辻所長は「臨床応用できるような高い品質のES細胞を作製したい」と話す。

 京大再生研では動物の細胞やたんぱく質を使う方法で、これまで3個のES細胞を作っている。

 また同委員会は、京大再生研から申請されていた、ES細胞と人の体細胞を融合させる研究についても承認した。

 成功すれば、患者自身の細胞を万能細胞に変化させ、クローン技術を使わずに、拒絶反応のない臓器を実現する道を開くことになる。

(2006年12月14日23時49分 読売新聞)


 日本の女性研究者数が、今年3月末の時点で初めて10万人を超えたことが、総務省統計局が12日発表した「科学技術研究調査結果」で明らかになった。

 科学技術関連の研究費総額は17兆8452億円で、過去最高となった。

 調査は、国内の企業約1万4000社、独立行政法人など約1000の非営利団体や公的研究機関、約3000の大学や高等専門学校などを対象に実施した。

 その結果、今年3月末で国内の研究者総数は81万9900人(前年度比3・7%増)。このうち女性研究者は10万2900人(同4・2%増)で、初めて10万人を突破した。ただ、研究者全体に占める女性の割合は前年度と同じ11・9%となっている。

 一方、研究者の指示で研究活動を補佐する研究補助者の数は21万6200人。前年度比で1・3%減少しており、単純作業で研究者が負担増になっている可能性をうかがわせた。

(2006年12月12日21時15分 読売新聞)



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